原発性胆汁性肝硬変を遺伝子検査で把握

原発性胆汁性肝硬変は発症の原因が特定されていない、慢性進行の肝臓疾患の一つです。肝臓は沈黙の臓器と言われ、疾患が生じていても自覚症状を感じることはほとんどありません。しかも原発性胆汁性肝硬変は徐々に進行していきますので、気付いた時にはすでに病状がかなり深刻になっているケースも多いようです。進行の度合いには個人差があり、きわめてゆっくり進む人もいれば、急激に進行して肝不全に陥る人も存在します。

 

原発性胆汁性肝硬変はその進行がわからないという意味で非常に怖い病気ですが、遺伝子検査で簡単にその可能性を図ることができます。遺伝子検査には様々な疾患に対する検査キットがあり、その中に原発性胆汁性肝硬変専用の物も存在します。自分の体のことを知るには、病院に出かけて問診を受けたり、CTスキャンやMRIを受けたりするという方法が一般的でしたが、これらで原発性胆汁性肝硬変については、MRI等で発見するのは難しいでしょう。

 

遺伝子検査は現在の病気を探すものではなく、病気の可能性を探るものです。つまり、将来発症する可能性のある疾患を事前に知っておくことで、健全な体のうちに予防するという方法です。原発性胆汁性肝硬変を事前に知るには、遺伝子検査が唯一の方法と言えるでしょう。